雑草

「雑草」  北川 冬彦

雑草が
あたり構わず
延び放題に延びている。
この景色は胸のすく思いだ、
人に踏まれたりしていたのが
いつの間にか
人の膝を没するほどに伸びている。
ところによっては
人の姿さえ見失うほど
深いところがある。
この景色は胸のすく思いだ、
伸び蔓(はびこ)れるときは
どしどし延び拡がるがいゝ。
そして見栄はしなくとも
豊かな花をどっさり咲かせることだ。


小6の担任の先生が、雑草の挿絵と共に卒業文集の表紙に書いてくれた大好きな詩です。

茎や葉を刈り取られるほど、踏みつけられるほど、根を太く張り巡らす雑草

先人たちは草花が秘めている驚きの薬効を探り当て不調のお手当てにもいかしてきました。

そして、決して華やかではないけれど、愛くるしい花を咲かせ生き生きしているその姿に私は強い生命力を感じます。

人間社会で騒いでいるコロナさんなんて気にもせずどんどん広がる、そんな雑草根を持ちたいと思いながら、おててに広がる草を愛おしく思う今日この頃の私です。

さて、おてての畑に、きゅうり、トマト、ナス、かぼちゃ、スイカ、長芋、さつまいもを植えました。

再開しましたら植物の成長をお楽しみくださいね。

スタッフ  まこ

おかわりの会

人を繋げ、地域を繋げ、明日へ繋がる子育ちを。

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